出産3ヶ月前にメガバンクからスタートアップに転職!?大切なものを諦めない働き方

あなたにとっての”大切なものを大切にできる働き方を”
タクセルメンバーに”大切なもの”を聞いちゃおうシリーズ Vol.1

タクセル 株式会社 取締役 宮澤惇

大学卒業後、自動車販売を手がける家業を継ぐためみずほ銀行に就職。
その後、家業を自動車メーカーに譲渡したことを契機に、働くことについて考え直す。
ずっと銀行で安定的に人生を過ごす選択肢もあったが、「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」を読み、見かけだけではない、本質的なキャリアを築くべく、タクセルに参画。

社長になるために必要なものを得られる環境かどうか。

Q.宮澤さんが最も大切にしたいと思っているものは何ですか?

宮澤私がもっとも大切にしたいと思っているのは、社長になるために必要なものを得られる環境かどうかです。

私の実家が100年以上、4代続いている自動車販売を手がける会社なのですが、私が4人兄弟で唯一の男性という事もあり、生まれた瞬間から社長になることが決まっているような家庭でした。

小さい頃から、とんでもない額の数字が書かれている銀行の保証書を見たり、250名以上の社員とその家族の人生を預かっている親父の話を聞いたりしていたので、この会社を継いで事業を拡大するということが、私にとっての人生の目標になっていました。

全ての行動が、社長として事業を拡大し、社員を幸せにすることに紐づいており、長野の実家を出て東京大学に入学したことも、日本のトップの大学を出ていないと人はついてこないんじゃないかと考えていたことが大きな理由でした。あの時は必死に勉強しましたね(笑)

Q.新卒でメガバンクに入社されていますが、どのような理由があったのですか?

宮澤やはり社長になるために必要な財務の知識を得られるのではないかと考えたことが大きな理由でした。

幸せなことに、最初の配属では家業と同規模程度の企業担当部署に配属されたので、家業で活かせる知識を得られるということで、仕事に打ち込みました。
誰よりも成果を出したい気持ちが強かったからなのか、成果を面白いように出せ、3年目には頭取表彰をいただくまでになりました。
そして出世ルート通りに、大手企業担当部署に異動になりました。

この成果を出したことによって得られた昇進が、私にとっては転職を考え出すきっかけになりました。

Q.メガバンクの出世街道まっしぐらというイメージですが、なぜ転職を考えるようになったのですか?

宮澤自身の家業の事業拡大との結びつきが薄くなってしまったことが大きな要因でした。

名が知れ渡っている大手企業の担当をさせていただいたのですが、家業との規模の違いや、スピード感の違いに、これを続けることが自分の将来の成果に繋がっているのかと考えることが増えてきました。

それを皮切りに、非効率な会議や無駄な残業などが気になりはじめてきました。
そんな矢先、突然親から、家業を大手自動車メーカーに譲渡したとの知らせを受けました。小さい頃から追ってきていた目標が、目の前から一瞬にして消え去ってしまったのです。

「ああ、これからどうしよう...」と途方にくれたのを覚えています。

やはり目指すところは、自身で価値を生み出すこと

Q.衝撃的な出来事ですね。それからどのように転職を決意されたのですか?

宮澤「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」という本に出会ったことが大きかったです。

銀行に残るという安定を求める選択肢もあったのですが、この本を読むことで、本質的な安定とはなんなのか?自分がやりたいことはなんなのか?と冷静にキャリアを見つめ直すきっかけになりました。

そこで、自分自身で事業を運営し、価値を生み出し続ける人間になりたいんだという想いが強く、0から事業を作り出せる環境であることを軸として、転職活動を開始しました。

しかしエージェントにいっても、メガバンク出身ということもあるのか、ベンチャー企業に行きたいと言うと、メガベンチャーばかりを紹介されましたね。
事業を0から作りたいんだから、もっとスタートアップを紹介してくれと思っていました(笑)

Q.スタートアップの中でもタクセル社を選んだ理由は何ですか?

宮澤僕にとっての大切なものを大切にできる場所と、確信したからです。

具体的には、ほぼ0からの事業立ち上げであったことと、亮大さん(タクセル社代表 田中亮大:以下亮大さん)から学ぶことが多いと感じたことの2点です。
亮大さんは経営経験も長く、自身での創業の中で多くの修羅場を乗り越えて来ているということを対話から感じ取れたので、こんな起業家のすぐ側で働けることは、間違いなく将来の起業にプラスになると感じました。

そして面接の時に、「いつかは自分で起業します」と素直に伝えても、亮大さんは何食わぬ顔で「どうぞどうぞ」と言ってくれたことも大きかったです。本当に、大切なことを大切にできそうな会社だと思いました。
他の会社で数回面接を受けている企業もいくつかあったのですが、タクセル社は一回の面談で即決しました(笑)

Q.出産3ヶ月前に事業開始前のスタートアップに飛び込むことに対して、奥さんの反対はなかったのですか?(笑)

宮澤普通は反対しますよね(笑) 本当に理解のある奥さんでよかったです。

転職を決めたのが去年の10月時点なのですが、実はその3ヶ月後に第一子の出産が決まっていたんですよね。どんな時期に転職しているんだ。みたいなツッコミがきそうですが(笑)
しかし、タクセル の「大切なことを大切にできる働き方を」というビジョンやリモートワークの文化を奥さんに話していたので、出産後に一緒にいることができる時間が長くなることが奥さんの理解に繋がったのかもしれません。

子供の成長を横目に、事業を成長させていく

Q.初めてのリモートワークですが、お子さんが生まれてからはいかがでしょうか?

宮澤最初は思っていなかったことなのですが、この時期を子供と一緒にいることができて、本当によかったと思っています。

正直、転職決定時には「へぇリモートワークできるんだ」という程度の認識でした。
子供の成長を見ながら働くという選択肢なんて、大企業で働いていた自分からすると想像もつかないことだからです。

しかし、半年間働いてみて、急成長していく子供を間近で見られることがどんなに幸せなことか体感しました。
自分自身も気づいてなかった大切なものに気づかせてくれたとも思っています。

Q.社長になるために必要なことが得られる環境かどうかを大切にされていましたが、そちらは働いてからはいかがですか?

宮澤本当に多くのことを学べています。亮大さんから、将来の起業に繋がることを軸にの指摘やアドバイスがもらっており、本当に起業を見据えて支援してくれているなと感じています。

まさかいつかは離れていってしまうと言っている社員に対して、ここまで言ってくれるのかと(笑) また、銀行時代とは違い、実業として事業に触れ、日々課題が降ってくるので、本当に楽しい毎日です。

Q.最後に今後の抱負を聞かせてください。

宮澤タクセル社を上場させ、私のように気づいていない“大切なもの”を大切にできるような働き方が世の中のスタンダードとして認められて欲しいと思っています。
実はタクセル社のメンバーはほとんどが地方の出身者なんですよね。だからこそ、みんな地方での雇用問題について課題意識を持っており、KAIGANを広めることで地方雇用を創出していけると一同燃えています。
子供の成長を見ながら、事業の成長を見れるのはタクセル社だけなのではないかなと思っています(笑)